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本尊 阿弥陀如来像

 本尊阿弥陀如来像は、高さ約78センチ、光背・台座を含めると約120センチ、胸幅21センチの寄せ木造りの立像で室町時代後期に僧「源信」によって彫造されたものと伝えられています。

 阿弥陀如来は西方の極楽浄土にあって、一切の衆生を救うために四十八の誓いをたてられました。この仏さまを信じ、その御名を唱えれば、死後ただちに極楽浄土に生まれ変われると云われ、古来から信仰されてきました。「阿弥陀」とは梵語の[Amita]を音訳したもので、無量寿を意味しています。




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薬師瑠璃光如来像

 本堂南側、薬師堂に安置されている薬師瑠璃光如来像は、高さ約30センチの立像で本尊阿弥陀如来と同じく僧「源信」の作と伝えられています。厨子に納められ普段は非公開となっていますが、12年に一度、寅年のお開帳の際に公開されます。

 薬師如来は、東方浄瑠璃世界にあって十二の大願を発して、衆生の病苦などの苦患を救い、悟りに至らせようとお誓いになりました。古来医薬の仏さまとして尊信され、左手に薬壺を持ち、右手は施無畏(せむい)の印を結んでいます。また、日光・月光の二菩薩を脇士とし十二神将を護法神としています。




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馬頭観世音菩薩像

 薬師堂に向かって左側、境内の南東に位置する馬頭観世音菩薩像は、高さ約90センチ、台座・納骨室を含めると260センチの石像で、「家族同様に可愛がっていた愛犬・愛猫等の供養を通じて生命の尊さと感謝の心に目ざめて欲しい」という先代住職の発願のもと、多くの有志の方々のご協力により、昭和59年に建立・開眼されました。

 馬頭観音は、六観音・八大明王の中の一つで、そのみ姿は宝冠に馬頭を戴き、身色は赤で、忿怒(ふんぬ)の相を表し、一切の魔や煩悩をうちを伏せる働きを示しています。また、馬が交通の手段であった古来より、交通安全・動物供養の仏さまとして祀られてきました。

 当山の馬頭観音像は、台座の周りに十二支の動物と猫の石彫を配し、台座の下にある納骨室には当山ゆかりの方々が可愛がられた様々な動物たちが眠っています。




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延命地蔵菩薩像

 本堂の前、墓地参道の入口にお立ちになっている延命地蔵菩薩像は、平成11年6月、当山の檀家総代をお務めいただいている川嵜氏のご寄進により造立され、同年8月の大施食会の折りに、近隣ご寺院のご随喜を仰ぎ開眼法要が行われました。

 地蔵菩薩は、六道(天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)の一切衆生の苦を除き、福利を与えることを誓願され、特に地獄の衆生を救済する代受苦の仏さまとして信仰されています。そのみ姿は、一般的には頭をまるめた僧形で、手には宝珠と錫杖を持ち、お寺の門や路傍に穏やかな表情でお立ちになっています。またその救いや霊験、形、地名などによって○○地蔵と呼ばれ、一番身近な仏さまとして親しまれています。

 当山のお地蔵さまは、川嵜氏のお母さまが97歳という長寿を全うされたことから、亡き母の供養と参詣者の長寿を願う氏によって「延命地蔵」と命名され、日々お参りの方々を見守って下さっています。



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