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 大別すると梅花流詠讃歌には、三宝御和讃・正法御和讃のような「和讃」と、この大聖釈迦牟尼如来御詠歌のような「詠歌」があります。「和讃」は七五調のリズムの歌詞に曲をつけたものですが、「御詠歌」は五七五七七の和歌にメロディをつけたもので、和讃に比べ全体的に曲のテンポがゆったりしています。この、和讃と詠歌の両方をあわせて「詠讃歌」と呼ぶわけです。

 さて、この「大聖釈迦牟尼如来御詠歌」の歌詞は、道元禅師が詠まれた和歌を引用しています。この曲のように梅花流の御詠歌の歌詞には、道元禅師・瑩山禅師が詠まれた和歌を引用したものが数多くあります。

 「草の庵」とは草を結んで作った庵(いおり)のことで、粗末な住居を意味しますが、転じて「どんな所で寝起きしていても」という意味になるでしょうか。「南無」は心から帰依し礼拝することを意味します(帰依とは、心から信じ、拠り所とすること)。歌の大意は以下のようになるのではないでしょうか。

〜どこにいても、どのような時でも、ひと時も怠らないことは、「南無釈迦牟尼仏」と申し上げ、心から尊敬し帰依礼拝することである。お釈迦さま、どうか多くの人々のためにお慈悲をお与え下さい。〜

 お釈迦さまを尊敬し、そのみ教えを至心に実践された道元禅師のお人柄がにじみ出ている歌ですね。



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三 宝 御 和 讃 大聖釈迦如来成道御和讃・御詠歌(明星)
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