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 この御和讃は、お釈迦さまの正しい教え(正法)が代々のお祖師さま方に脈々と受け継がれ、今日まで伝わってきた経緯と、その教えを学ぶ心構えを表したものです。またこの歌詞は、曹洞宗の宗歌の歌詞としても用いられています。

 『花の晨に片頬笑み』の部分は、お釈迦さまから2代目の摩訶迦葉(ままかしょう)さまへ以心伝心によって法が伝えられた場面の逸話です。〜ある朝、お釈迦さまが一本の花を持って無言でお説教の場に立たれた。その場にいたお弟子さまたちは、誰もお釈迦さまが言わんとされたことを理解できず黙っていたが、迦葉さまだけがその真意を理解してにっこりと微笑まれた。そしてお釈迦様は「私の教えのすべてを迦葉に伝える」とおっしゃった。〜

 『雪の夕べに臂を断ち』の部分は、達磨大師によってお釈迦さま正伝の仏法がインドから中国へ伝えられた際の逸話で、嵩山少林寺において9年もの間、壁に向かい坐禅修行をされ何を問うても物言わぬ達磨大師に対し、中国二祖の慧可(えか)禅師が、教えを請う真剣な決意を示すため自分の肘を切り落とした、と言う故事を詠っています。

 『代々に伝うる…』は、このようにしてお祖師さま方の情熱によって代々継承されて来たお釈迦さま正伝の仏法(正法)は、他に比べるものが無いくらい大変素晴らしい教えである、という意味になります。

 そしてこの素晴らしい教えである「お釈迦さま正伝の仏法」は、道元禅師によって日本へ伝えられました。『荒磯の…』から以下は、道元禅師がこの正伝の仏法について詠まれた歌で、「荒波も届かないような断崖の高い岩に牡蛎(かき)が登り張りつくように、たとえ多くの困難が伴っても、それを乗り越えて伝えていくべき教えである」と詠っています。



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